視察会レポート
Date:2018.3.08 / Category:トピックス
2月23日(金)、午前中は㈱不二越様、午後は㈱能作様を訪れました。
<㈱不二越様訪問>
ベアリングや油圧機器といった機能部品の製造を中心に、近年は成長市場である産業用ロボットを核にした運用。また、需要のある所には積極的に参入し、中国やアジア地域における設備拡大と生産・販売展開を行っています。
㈱不二越様の操業から現在に至るまでの製品を展示してある「不二越歴史館」。ロボットの様々な性能を目の当たりにすることができる「ロボットFA展示場」。そのロボットを製作している「ロボット第一工場」を順番に案内していただき、こちらの質問に対しても丁寧にご対応していただきました。
<㈱能作様訪問>
高岡地区鋳物の特徴である合金を使用した鋳造製品を得意としています。近年はその合金の中でも「錫」の特性(抗菌性や湾曲性)を生かして、食器やインテリア雑貨といった生活用品から、手術用具や装着具等の医療用具の製造・販売を行っています。
鋳造工場(鋳物場と仕上場)を案内していただきました。見学終了後には、質疑応答のお時間を設けていただき、こちらの質問に対しても丁寧にご対応していただきました。
今回訪問させていただいた2社は、㈱不二越様は操業90年、㈱能作様は操業102年と、大変歴史のある企業でした。
その歴史の経験を踏まえて、㈱不二越様は産業用ロボットを核に新しいジャンルへ進出。㈱能作様は錫という既成素材の特性を前面に出した製品開発。形は違いますが2社とも新たな価値観の創造に積極的な印象を受けました。