去る９月６日、講師として(株)玉川堂　代表取締役　玉川基行氏をお招きし、講演会を開催しました。今回の講演会には長岡鉄工業青年研究会からも多数ご参加いただきました。

　(株)玉川堂は、文化庁と新潟県より「無形文化財」に指定されている、創業1816年、燕三条で鎚起銅器(ついきどうき)を手がける老舗企業で、創業から長年培ってきた技術を生かし、世界各国の企業とコラボレーションした新しい作品を世に送り出しています。

　流通改革によって自社で企画、製造、販売まで一貫して行い、販路拡大ではなく販路を絞り商品価値を高める、「職人は製造、営業が販売」ではなく「職人が 企画から販売まで全てに携わる」という独自のスタイルをとられている等のお話を聞き、大変興味深く、同時に考えさせられました。

　自社開発した独自の鋳物製品で成功した企業を例に出されたお話では、同業種の鋳物という事で、我々青年研究会のメンバーも今後の会社経営のあり方について、いろいろな思いを巡らせたのではないでしょうか。

　また、講演会終了後に懇親会を開催し、講演会で聞けなかった話しや意見をお聞きしながら親睦を深めました。

清水