1/14 魁!!鋳物塾 「経営組織論、ナレッジ・マネジメント(知識経営論)の研究」
第16回 魁!!鋳物塾は、講師に経営組織論、ナレッジ・マネジメント(知識経営論)を研究されている事業創造大学院大学准教授の丸山一芳先生をお招きし、自らが所属する組織を今後さらに競争力のあるものにするための理論構築に役立てたいとする目的で開催されました。
まず先生が研究された企業の中からサムスンを例に挙げ、とにかく早い意思決定から行動へと移行する事業展開力、人材育成にかける資本と時間のスケールをお聞きしました。次に、新潟の企業で世界のニッチな市場を選んで果敢に挑戦し成果を上げている実例を紹介され、ダブルループ学習がその根底にあるとお教えいただきました。
後半では、マシュマロチャレンジというゲームを行いました。これは、18分の間に20本の乾燥パスタと90cmのテープ、90cmの紐を使いより高いタワーを造り、最上部のマシュマロの位置を計測するというルールです。よい記録を出すには、早い意思決定とダブルループが必要なのですが、結果として、私の意思決定は遅く、ダブルループも実践できていないため一般的なタワーの概念を覆す事もできず、記録0.0cmということで未熟さを痛感しました。
二時間の講習は瞬く間に過ぎましたが、その後の懇親会でも多くの企業を研究された実例と所見をお聞きでき、会員との意見交換も活発に行われました。今回は、次世代のリーダー候補を対象にした講習の第一回目ということで、まずはこれからのリーダーが活躍するために必要な能力を提示していただきました。
会員それぞれ次世代のリーダーとして研鑽を積んでいますが、マネジメントについて集中して学習する機会はこれまでになく、当会として、今回を契機にマネジメントについて継続した学習の機会を作りたいと思っています。
丸山先生、誠にありがとうございました。
品田